2026
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大坪産業株式会社 代表取締役
陣内 元治

人と環境の共存のためリサイクル事業を拡大

今秋、佐賀市本社に新工場建設、循環型社会のニーズに対応

 日常生活を送るうえで避けられない廃棄物の発生。 持続可能な循環型社会のために、それらをより適切な方法で処理することが求められている。 昭和35年創業の大坪産業は、リサイクルや産業廃棄物処理を中心に、地域の環境保全に寄与してきた。 主力の金属リサイクル事業では、企業・個人からの廃品や、工場・解体現場などで回収された金属を、種類ごとに選別しスクラップに加工する。 鉄スクラップは主にベトナム、アルミは韓国に輸出している。 昨年は金属スクラップの相場が上昇し、業界としては好調だった。 一方、国内のスクラップ発生量は減少傾向にある、と陣内氏は振り返る。

今年は佐賀市内の本社敷地を拡張し、9月頃までにリサイクル工場を増設する予定だ。 数年以内に耐用年数を迎える太陽光パネルの大量廃棄が見込まれることから、その再資源化を計画。 部品がガラスウールや舗装材などに生まれ変わる。
子供たちに夢と希望を与える搭乗体験も行っています
さらに、廃プラスチックを粒状のペレットに加工する設備も導入し、マテリアルリサイクルにも重きを置く。 金属だけにとどまらない総合的なリサイクル体制の確立を目指す。

2027年入社予定の新卒採用に向けた準備も進めている。 昨年、TikTokでの動画配信をスタート。社員と制作するショート動画で業界全体のイメージアップも図っている。 「不要となったものにも、もう一度命を吹き込む。責任のある仕事」と現場の従業員と共有し、仕事への意識向上および健康で長く働ける会社づくりに力を入れる。 また、小学校でのバルーン搭乗体験や地域の清掃など、ボランティア活動も継続して取り組む。 陣内氏が学校などで講話を行う際は、人間関係の大切さを含め、働くことへの興味がわくように社業を伝える。

「リサイクルを通じて地域に貢献できる会社でありたい」と陣内氏。 環境事業をさらに発展させ、佐賀の豊かな自然を守り、未来へ引き継いでいく。
大坪産業株式会社
佐賀市東与賀町飯盛2634-1
FAX:0952-45-7731