廃車引き取りで年間約1万2000台を解体
相次ぐ金属盗難防止に向け、自治体への働きかけにも着手
昭和28年に佐賀市で創業。
今では佐賀県内で随一の金属リサイクル企業として知られており、二代目である高木興二社長が会社を率いている。
使用済みの鉄・非鉄金属を回収し、再び原料として利用できる形に加工して製鋼メーカーへ納入。
船舶用シリンダライナを製造する東亜工機とは70年以上の取引があり、製造過程で発生する端材や不良品の回収・加工も担い、同社の生産を下支えしてきた。
また、西日本・九州・山口地区のレールスクラップの多くを佐賀金属が取り扱っており、鉄道レールのリサイクルにも大きく関わっている。
同社は県内外の企業から回収した金属スクラップをリサイクルすることで、循環型社会の発展に貢献している。
同社の大きな強みが、佐賀県内では唯一となる「大型シュレッダー」の存在だ。
1250kWの巨大な破砕機で、自動車1台を丸ごと投入できるほどの規模を持つ。
破砕後は鉄・アルミ・ステンレスなどを磁力選別し、さらに風力などで樹脂やゴミを飛ばして分別する。
レーザーによる選別工程も備え、高精度の資源回収を実現している。
限りある資源という「たいせつ」、お客様という「たいせつ」、社員の絆という「たいせつ」。
全てをたいせつにすることが佐賀金属の存在価値です。
県内には4つの拠点を構え、佐賀市鍋島にある本社に加え、鳥栖営業所、鹿島営業所、山内出張所に支所を持つ。
特に鳥栖営業所は敷地規模が大きく、主要設備が集まる中心的な拠点となっている。
鉄鋼メーカーや重工業の原料供給を支えるだけでなく、最近では70年以上にわたり県内で金属リサイクルに携わってきた技術を活かし、使用済み太陽光パネルのリサイクル処理にも力を入れるなど、地域の建築・産業活動に欠かせない循環システムを担っている。
従業員の高齢化や人手不足などの課題も多い中、「会社は信用と人を大切にしてこそ発展する」という創業者の理念を忘れることはないと高木社長。
今年で創業73年。長年の技術を守りながら若い人材を増やし、100年企業へ向けた新たな挑戦を続けていく。
佐賀金属株式会社
佐賀市鍋島町大字森田833-1
FAX:(0952)31-2004