2026
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竹下製菓株式会社 代表取締役社長
竹下 真由

柔軟な発想で次世代に求められる商品作る

大阪・関西万博の実績足場に全国展開目標/多彩なコラボで知名度アップ

 2025年は大阪・関西万博に未来志向のスイーツをコンセプトにする「EARTH SWEETS」を出店。「次世代商品のプロモーションにうってつけ」と考えグルテンフリーの米粉チュロスを販売し、その好評ぶりから連日行列ができた。「品切れ状態になる時もあった」と人気ぶりに手応えを感じたという。 「アレルギー対応の観点や地球環境などの要因で持続的に素材が手に入らない可能性がある中で、牛乳や小麦以外の素材を模索し、先を見据えて試してみた。植物ベースの商品をどう一般流通に乗せていくか課題はあるが、これでお客様の選択肢を広げることができる。柱の一つに育てたい」。

柔軟で前向きな姿勢は多彩なコラボにも見てとれる。2025年のコラボはアニメ『ONE PIECE』からJR九州、『ゾンビランドサガ』まで10近くに上る。
「日本と世界の食文化を融合させた新感覚のメニュー」として、大阪・関西万博で米粉チュロスが販売された
 関東など地域限定で販売した商品もあったが、これらは着実に「竹下製菓」の知名度を上げていると言えそう。竹下社長は「色々な所から声をかけてもらえるようになった。お客様に楽しんでもらえればうれしい」と話す。

今年は万博の実績を持ってさらに多くの外部の場に出ていくことを考えている。「すべての都道府県に一ヶ所以上は竹下製菓の商品を買える場をつくる」という目標に向け、「昨年以上にお客様に楽しんでもらえる商品を出していきたい」と竹下社長。1894年の創業で、「九州のソウルフード」と称されるブラックモンブランで確固たる地位を築いている老舗だが、現状に甘んじる所は微塵もない。 「うちはもともと時代に合わせて様々な商品を作ってきた会社。その柔軟性があったからこそ生き残って来られたと思っている。今は次に何が起きるか分からない時代。でも、それはチャンスがあるということかもしれない。柔軟に、次の世代に求められるものを探していく」。
竹下製菓株式会社
小城市小城町池上2500