フルーツ専門店として品質を軸に信頼を醸成
果物の本来のおいしさを生かしたスイーツや県産ブランドも販売
父が営む青果店を継承したことが始まり。当初は野菜や果物を販売するほか、結婚式場に納めるフルーツギフトなどを手がけていた。中島氏は「果物本来のおいしさを直接お客様に伝えたい」との思いで、2004年「果実工房 新SUN」を立ち上げ、事業転換を図った。県内でも数少ないフルーツ専門店として、フルーツギフトの小売に注力。東京や福岡を中心に確かな品質の果物を仕入れ、なかなか出回らない品種も取り扱う。「フルーツのことは安心して任せられる」と信頼される店を築いてきた。また、佐賀県のブランドかんきつ「にじゅうまる」の初競りで、昨年は50万円の高値をつけるなど、県産品のPRにも貢献する。
もう一つの柱は、フルーツタルトやケーキを販売するスイーツ事業。本店2階のパーラーでは、店頭の商品と同じ品質の果実をふんだんに使ったパフェなどを提供する。「一番おいしい時期に一番おいしい状態で果物を届ける」という企業姿勢は一貫。スイーツはその果物を気軽に味わえる入り口として、国内のみならず韓国など海外の旅行客にも人気だ。
フルーツ専門店として品質を軸に信頼を醸成 果物の本来のおいしさを生かしたスイーツや県産ブランドも販売 全国各地から旬の果物を厳選し、食べ頃を見極めて提供。フルーツアドバイザー認定スタッフによるギフト内容などの相談も可能
各地からの要望を受け、東京・三軒茶屋、福岡・博多阪急やデイトスのほか、昨年オープンした「道の駅 かみみね」内にも店舗を展開。フルーツサンドやスイーツを販売するが、果物の販売は専門的な知識と目利きが不可欠のため、本店限定としている。
「習慣的に果物を食べていなかった佐賀の人にも買い求めてもらう機会が少しずつ増えてきた」と手応えを語る中島氏。昨年は人件費の上昇、送料の高騰などが経営に影響した。「業界では新しい品種が次々と登場。この動きに合わせ、質の高い商品とサービスを提供していく。行政との連携も進め、『佐賀のお土産といえばここ』と言われる商品をつくりたい」と話す。果物の価値と美味しさを県民に広めながら、絶え間ない挑戦で躍進していく。
株式会社果実工房 新SUN
佐賀市若宮1丁目3-21